国指定登録有形文化財

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２〜５．面谷家住宅店舗兼主屋、新座敷（旧精米所）、道具蔵、旧砂糖蔵

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■分類：登録有形文化財　建造物
■登録年月日：平成２６年４月２５日
■公開状況：非公開
■所在地：花町
■アクセス方法：ＪＲ境港駅から約２km、徒歩２５分

　面谷家は、幕末に藩の御廻米所や台場がおかれた花町に位置し、酒や醤油などの醸造業を営んだ商家である。境水道の南側の通りに面している。
　店舗兼主屋は、明治前期に建築、つし２階建で２階を塗屋造（ぬりやづくり）としている。南側を通り土間とし、床上は３列６室の間取りとしている。正面２箇所に式台を設けている。
　店舗兼主屋の北東に建つ新座敷（旧精米所）は、大正１２年頃に建築、元は精米所であったものを座敷に改築したもので、４畳半茶室を組み込むなど、茶道文化を積極的に取り入れている。床柱には松江城の古材が用いられていると伝わっている。
　道具蔵は明治前期に建築され、旧砂糖蔵は明治後期に建築、昭和１９年に改修されている。両建造物は、店舗兼主屋の広い間口とあわせて正面の構えを構成しており、境港に残る数少ない近代の醸造家の屋敷構えを伝えている。