山陰・鳥取県 境港市(さかいみなとし)は鬼太郎をはじめとする妖怪と、サバ、アジ、カニなどのお魚が いっぱいのまち
【市】5.補岩寺の阿弥陀如来座像●発行・問● 境港市教育委員会 TEL 0859-44-2111
市指定文化財
5.補岩寺の阿弥陀如来座像 所在地 境港市外江町2836番地
指 定 昭和62年3月25日 種 別 有形文化財(彫刻) 所有者 補岩寺 補岩寺の境内に阿弥陀堂がある。堂内には平安末と伝えられる毘沙門天立像と、木造阿弥陀如来座像が安置されている。ともに由緒の古い秘仏であり、例年1月3日と旧暦の3月10日の縁日に御開帳される。 木造阿弥陀如来座像は、蓮花座上の座高3尺2寸(約97センチメートル)であり、蓮花座 底面に、永禄10年(1567)11月、補岩寺の前身である建徳山長福寺に地元の村人は協力して造立奉納した由来を記す墨書が残る。年代、仏師名、造立由来の明確な仏像として、またその時代のすぐれた仏像彫刻として貴重である。 この地の阿弥陀信仰の歴史は古く、伝えによると、平安の昔、仁安3年(1168)正月外 江村の人たちに夢のお告げがあり、海に浮ばれていた阿弥陀像を引上げお祭りしたのがその起りといわれている。 このいわれによって、いまも阿弥陀如来は豊漁・海難の仏として遠近の信仰が厚い。
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掲載者 | 姫 |