境港シンフォニーガーデンは、故・奥田あき子氏（境港出身・当時芦屋市在住）が「故郷・境港市の文化振興に役立ててほしい」と稀有の10億円を寄付されたことから、平成6年に建設。
また、資金の中から文化振興基金を積み立て“緑と文化のまちづくり”をスローガンに各種事業が活発に行われるよう（財）境港市文化振興財団（※当時の名称。現在は「文化福祉財団」）も設立されました。

　ホールの魅力のひとつは、やはり近代的な美しいフォルム。建築家、高松伸（たかまつしん）氏設計による本格クラシックホール。音響の良さはもちろん、建築物自体が芸術といえるほど周囲の環境との調和や、計算された空間が美しいホールです。

　そして、なんといってもホールで行われるイベントはとても興味深い！とくに、サロンコンサートは、地元の音楽愛好家からプロのミュージシャンまで出演するミニコンサート。毎月のこのコンサートを楽しみにしている市民も多く近隣でも話題。なんと10年間、毎月（※1・2月を除く）続いている。
　サロンコンサートはコンサートホールではなく、建物内の一角にある喫茶室のスペースを利用し、ステージが組まれ、入場無料で開催。またコンサート中には、毎月替わるおいしい紅茶が1杯500円でいただける。スタッフが心をこめてえらんだおいしい紅茶とお菓子を、白いカップ＆ソーサーで頂けるのが嬉しい！この紅茶1杯の500円は、サロンコンサートの貴重な資金源として大切に使われる。まさに「手作り」のコンサートです。

　これまでにも「ウォーターミュージアムコンサート」や「四季彩音楽館」などを始めとした境港特有のイベントが開催できたのは、財団のスタッフとボランティアスタッフの皆さんとの理想的なチームワークの賜物！
　2004年10月30・31日には、ホールの10周年を記念して、各種文化団体・音楽愛好家などが一堂に会する「10周年祭」が開催され、多くの市民で賑わいました。

　みなさんも、手作りのほんわかとした心地よい空間で、ステキな音楽を楽しみにきてみませんか？そして「シンフォニーガーデンを利用したい！」という方は、市民の方に限らず、気軽にお電話をしてみてね！