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　　　●　倉ぼっこさんが見守るお茶屋さん　●

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　「倉ぼっこ」の視線をたどってみると、そこには小さなお茶屋さん。県外にも同じ名前のお店があるそうだが、実はここが元祖「鬼太郎茶屋」。しかも水木しげるロードにできたお店のなかでは第１号で、「鬼太郎茶屋」という名前も水木先生が命名されたのだとか。どんなお店かというと、ここは、自称妖怪ばあちゃんが迎えてくれるこころ温まるお茶屋さんなのだ。

　水木先生も境港にお帰りの際は、いつもこのお店に寄られ、必ずお抹茶を召し上がるのだそう。こぢんまりとしていて、広くはないけれど、ほっとくつろげるスペースでお茶を頂けるのです。

　メニューはお抹茶やコーヒー・ジュースなど。鬼太郎饅頭つきということでやっぱりお抹茶が大人気。集まった資金の一部は平成6年から、水木しげるロード資金として寄付されている。

　お店は、ちょうど「水木しげるロード」の153体あるブロンズ像のなかの１つ「倉ぼっこ」の前に位置するので、おばあちゃんはこのブロンズをとてもかわいがっているという。「倉ぼっこさん」と親しみを込めて呼び、毎朝毎晩ブロンズ像を愛情込めてなでなで・・・。『お店の守り神』なのだという。なるほど。店内にも倉ぼっこさんが鎮座しておられました。そして店内には、境港の民芸品「弓浜絣」を使った看板。「鬼太郎茶屋」の文字と猫ちゃんの絵が刺繍されなんとも素朴でいい雰囲気なのです。

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