「八岐大蛇」は古事記に登場する大蛇である。高天原（たかまがはら）で悪行を重ね、追放された素戔嗚尊（すさのおのみこと）という神様が、櫛名田比売（くしなだひめ）を救うために八岐大蛇を退治した。斐伊川は昔からたびたび洪水を起こし、また大蛇のように大きく蛇行しているため、川そのものが八岐大蛇だという説がある。斐伊川が流れる出雲平野は島根県一番の米どころで、上質な米や銘酒を生み出している。その源に、八岐大蛇神話があるのだ。

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